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茨城県つくば市北条85

リハビリについてRehabilitation

リハビリテーション部からご挨拶

リハビリ_理学療法士

理学療法士

リハビリ_リハビリ助手

リハビリ助手

当院では運動器リハビリテーションIの施設基準を取得しております。

理学療法士20名(常勤16名、非常勤4名、このうち1名が日本体育協会公認アスレティックトレーナー)・リハビリ助手1名が在籍し、協力しながらリハビリテーションに取り組んでいます。

リハビリテーション部ではスポーツ選手から高齢者まで、幅広い年齢層を対象としています。
一般的な整形外科疾患(骨折、靭帯損傷、慢性関節リウマチ、変形性関節症などの骨・関節疾患・外傷等)からスポーツ障害(投球障害肩・肘(野球肩・肘)、テニス肘、オスグッド病、腰椎分離症、ランニング障害など)まで幅広くリハビリテーションを実施しています。

その中でも、肩関節疾患の割合は高く、肩関節周囲炎、いわゆる五十肩、腱板断裂、肩関節脱臼、投球障害肩など様々です。肩関節は関節の中でも自由度が高いため、筋肉で関節を守る必要があります。そのため、筋肉の機能不全(柔軟性低下、筋力低下、筋バランス不良)による障害を引き起こすことが多く、これらは注射や投薬だけでは改善しません。適切なリハビリテーションを実施し、筋力強化、柔軟性改善をはかることが大切になります。

また、当院ではアスレティックリハビリテーション(スポーツ選手のためのリハビリテーション)の分野にも力を入れています。
スポーツにおいてケガをした場合、安静や治療で痛みがとれても受傷前の能力に戻っていないと、またケガを繰り返します。患部の治療はもちろんのこと、その他の身体機能低下に対しても治療・トレーニングを行っていきます。

また、ケガの一因としてあげられる、投球フォームのような体の使い方に対してもチェックをし、身体機能改善を通して修正をはかっていきます。

その他、スポーツ復帰後の再発予防に対するコンディショニング、パフォーマンスアップへむけたトレーニングについては隣接するコンディショニング施設Conditioning Station FINEと連携をとり、積極的に進めています。

さらには、介護保険を利用した、予防通所リハビリテーションおよび通所リハビリテーションを実施しています。
予防通所リハビリテーションは1時間以上2時間未満の短時間でリハビリテーションを中心に実施します。身体機能改善を通して、生活機能改善、転倒予防をめざしています。

理学療法について

理学療法とはリハビリテーション医療における治療手段の一つで、その担い手が理学療法士です。

理学療法士は医師の指示のもと、病気・ケガ・寝たきりなどにより身体に障害が生じ、日常生活が不自由になった方々に対し、各個人の身体機能状態を調べ、適切な治療方法や目標を設定し、運動療法(筋力トレーニングやストレッチなど)や物理療法(電気・光線・温熱など)、ADL訓練(日常生活動作)を実施し、機能回復を図ります。

また、患者様の身体・環境状況を考え日常生活・競技動作上で注意すべきことや自宅でできる運動方法の指導も行います。

リハビリ_治療風景

治療風景の様子です

当院で行っているスポーツリハビリの一例をご紹介いたします!

  • リハビリ_ストレッチ指導
    リハビリ_ストレッチ指導
  • リハビリ_バランストレーニング
    リハビリ_バランストレーニング
  • リハビリ_メディカルチェック
    リハビリ_メディカルチェック
  • リハビリ_下肢トレーニング
    リハビリ_下肢トレーニング
  • リハビリ_投球フォームチェック
    リハビリ_投球フォームチェック
  • リハビリ_肩甲骨トレーニング
    リハビリ_肩甲骨トレーニング
  • リハビリ_体幹トレーニング
    リハビリ_体幹トレーニング

投球障害肩/投球障害肘

スポーツによる肩・肘の痛みは投げ過ぎに加え、柔軟性、筋力バランス、投球フォーム、など様々な原因が重なってもたらされます。
当院では、そのような原因を総合的に評価・判断し、リハビリテーションやトレーニングを行っています。また現状を把握するためのメディカルチェック、ケガをしないための投球フォーム修正などにも積極的に取り組んでいます。

投球フォームが崩れる原因の多くは肩や肩甲骨周辺の柔軟性低下や、肩甲骨周囲の筋力低下、下半身の柔軟性低下および筋力低下にあります。これらの原因を改善させないまま、投球フォームの一部分の形だけを修正しようとしても上手くいきません。当院では投球フォームが崩れる原因となる身体機能を発見し、改善させることに特に取り組んでいます。
毎年1年間で100名以上の野球選手が当院を受診し、競技復帰を果たしています。

Conditioing Station FINE 3つの特徴

  • 簡易マウンド付きの20m室内投球スペースを備えたトレー二ング・コンディショニング施設です。
  • 高速度カメラを用いて投球フォームの問題点を見つけ、その問題を改善するためのストレッチやトレーニングを指導します。
  • 最新のウェアラブル端末を利用することにより、投球時の肘へのストレスを数値化して評価したり、球質や球速を測定したりと多角的な評価が可能です。

当院でのスポーツリハビリテーション終了後にConditioning Station FINEに移行する選手が多く、ケガの治療からスポーツ復帰、競技パフォーマンスアップまでを一貫して行うことができるとご好評いただいております。
もちろん、当院を受診されたことのない方もご利用いただけます。ご兄弟やご友人と一緒にトレーニングすることもできるので、詳しくお聞きになりたい方はリハビリスタッフにお尋ねいただくか、または当院敷地内建物の2階にあるConditioning Station FINEに直接お越しください。

Conditioning Station FINE ホームページはこちら

  • 施設
    施設
  • 投球1
    投球1
  • 投球2
    投球2

研究会・学会

リハビリテーション部では投球・肩関節を中心に研究会・学会・発表も積極的に行っています。
また、院内新人教育プログラムを同時に行い、質の高いリハビリテーションを提供できるよう日々研鑚しております。

研究会・学会名 発表内容
茨城県理学療法士会つくばブロック新人症例検討会2020 「腰部脊柱管狭窄症を呈し単脚支持期に着目した症例」
「左人工膝関節置換術後屈曲制限を呈し膝立ち位にて疼痛増悪した症例~本症例を経験して学んだ点について~」
第32回日本肘関節学会学術集会 2020 「成長期野球選手の上腕骨小頭離断性骨軟骨炎患者に対する保存的治療及び理学療法の結果」
「投球時内反トルクの基準値の設定」
日本フットボール学会17th congress 2019 「中学女子サッカークラブチームにおける傷害調査」
第16回肩の運動機能研究会 2019 「肩関節下垂位肩甲上腕リズムと疼痛(第2報)」
川崎スポーツフォーラム 2019 「パフォーマンスと肘外反ストレスの関係性―IoTから見えたもの―」
第23回茨城県理学療法士学会
フレッシュマンセッション 2019
「右投球障害肩を呈した症例~並進運動での下肢動作が肩に与える影響~」
第31回日本肘関節学会 2019 「成長期野球選手の投球側内側障害に対する保存的治療及び理学療法の結果」
第15回肩の運動機能研究会 2018 「下垂位肩甲上腕リズムと疼痛~健側と比較した検討~」
「ゼロポジション外旋機能の低下する要因の検討」
「投球時骨盤早期回旋と上部体幹早期回旋の動作的特徴」
川崎スポーツフォーラム 2018 「簡易測定機器による投球時の肘外反ストレスの検証」
第30回日本肘関節学会 2018 「前腕回内・回外の可動域と肘の肢位の関係」
茨城県理学療法士会第7回つくばブロック症例検討会 2018 「両外脛骨障害を呈した症例~足部アライメントに着目して~」
「セルフケアにより料理中の不良姿勢及び慢性的な腰痛が消失した症例」
The 2nd World Conference on Sports Physical Therapy2017 「腰痛症を呈した症例~体幹機能の向上により腰痛の過伸展が改善された一症例~」
「疼痛を繰り返す両外傷性扁平足障害に対する一考察~足関節柔軟性に着目して~」
川崎スポーツフォーラム 2017 「投球と身体機能」
野球カラ 2017 「投球動作のセットポジションと下肢機能除去肢位におけるBall Release位置の比較検討」

物理療法について

物理療法は、水・光線・電気・動力の物理的力を利用して、筋肉などの組織の血行循環を改善させて、
炎症反応をおさえることにより、痛みの緩和、組織の再生を図る治療です。

当院のリハビリテーション室には以下の物理療法機器が設置されています。

  • キセノン治療器
  • 超音波治療器、低出力超音波パルス療法器
  • 低周波、干渉波治療器
  • ホットパック
  • エアマッサージ器
  • 渦流浴
  • 自転車エルゴメーター
  • その他

超音波治療器

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超音波の振動により、1秒間に数万回のミクロマッサージ効果を体内に与えます。
通常の温熱機器にくらべより深部まで温熱効果を期待できます。温熱効果の他、非温熱効果(音圧効果)を伴い、血流改善やコラーゲン線維組織の伸展を増加させます。
筋の疼痛緩和、伸張性改善の他、骨癒合の促進、血腫や浮腫症状の改善も期待できます。

低出力超音波パルス療法器(LIPUS)

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超音波治療器の中で、特に低出力・非温熱効果に特化した治療器です。低出力の超音波を間欠的に照射することにより、骨折・靭帯損傷などへの組織治癒効果が期待でき、急性期・亜急性期からの治療が可能です。
骨折では通常の骨癒合にかかる時間と比べ、約40%短縮できると言われています。当院では更に消炎鎮痛ゲルをカップリング材として使用し、フォノフォレーシス効果(薬品透過作用)も狙います。また、関節軟骨破壊因子物質の発現を抑制できることから、変形性関節症の進行抑制も期待できます。

複合型電気治療器

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通常の低周波電気刺激に加え、異なる方向に3つの中周波を干渉させることによって、立体的な治療を可能にした「立体動態波」、組織治癒を高める微弱電流を用いた治療が立体的に行える「3DMENS」を搭載しています。
今まで届きにくかった深部の疼痛緩和が期待できます。さらに高電圧を用いたハイボルテージモードなど、数種類の物理刺激メニューを選択できます。

各種牽引器

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干渉波治療器、高電圧治療器

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極超短波治療器

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